先日、お隣さんが引っ越したので、今隣の部屋は空き部屋である(これは現実)


隣の空き部屋から腐乱した人間の死体の一部が見つかったということで、警察が私の部屋までやってきた。おろおろしている大家さん夫婦と一緒に。以前隣に住んでいた人の引越し先は不明らしい。
警察にいろいろと聞かれる。私はどうも警察に疑われている雰囲気を感じる。大家さんも疑っているっぽい感じ。
私:「お隣さんとは交流も無かったですし、何も知りません」
警察:「そうですかー?本当ですかー?臭いとかも全然気付かなかったんですかー?」
私:「ええ、まあ冬ですし。ところで一部って腕だけとか足だけとかってことですか?」
警:「ええ、まあ…(言葉を濁す)」
警察と大家が帰った後、ふと気付くと爺さん(明らかに幽霊っぽく透けている)が部屋の中にいた。爺さん幽霊がやたらと指を指すので、怯えながらその指示に従って歩いて行くと公園のゴミ箱があった。恐る恐るのぞき込むと、明らかに腐乱した人間の身体の一部らしきものがあった。
「こんなもん見つけちゃったらますます警察に疑われるよー。でも爺さん幽霊に従わないのも祟られそうで怖いんだよー」と思いながらも一応110番する。
ふと顔を上げると、今度は婆さん幽霊が私を見ながらシャボン玉をふいている。またまた怯えながらそのシャボン玉の行方を追っていくと、ゴミ置き場に放置されたギターケースが。おそるおそるそれを開けてみると、またまた明らかに腐乱した人間の身体の一部らしきものを発見してしまう。
「もーやだー」と半泣きになりながらまたまた110番したあたりで目が覚めた。
なんでこんなにホラー風味なのか。