就職活動のこと

就活のおかげでこんなになっちまった割りには、実は就活の話をするのはそれほど苦ではなかったりする。
あんまり当時の記憶がないからだ。
もちろん「どういうエントリーシートを書けば通るか」とか面接対策とか「一時期は一日3つ面接こなしてたなあ」とか、「説明会のハシゴなんて普通だったなあ」とかは覚えてるんだけど、「それらのことに対して自分は何を考えていたのか」ってことがごっそり抜けている。
まあ、素の私ってものを欲しがる企業があるわけないので「いかにその企業が欲しがる人間になりきるか、いかに欲しがってくれるように自分をプレゼンテーションするか」ってことしか考えてなかったから、「素の私」とやらが何を考えてるかなんてどうでも良かったのだけれど。
「どんな仕事をしたいか」ではなくて、「とにかく就職して認められなければ」とか「親を実質的に養えば馬鹿にされないだろう」とかしか考えてなかったから失敗したんだろうな。