本日は通院日。

医者:「調子はどうですか?」
私:「はあ…まあまあ…ですかね」
医:「睡眠はどう?」
私:「お薬が効いてるみたいで眠れてます。ただ、ちょっと生活のリズムが崩れたので最近は寝過ぎてる日もあります」
医:「あははー、寝過ぎかあ」


私:「あと調子の良い日と悪い日の落差が激しくて…」
医:「お!調子の良い日もあるんだね」
私:「ええ。調子の良い日は部屋の片付けとかできたりします」
医:「そうかー、セロトニンを増やす薬の効果が出てきてるみたいだね。あと朝の精神安定剤が効いてるのかもね」
私:「はあ、言われてみれば以前よりちょっとよくなってるかもしれません」
医:「『これだけしかできない』っていうより『こんなに出来るようになった』って考えてね」


医:「親御さんには話した?」
私:「はい、電話はまだ怖いんで、Eメールで知らせました。一度実家に帰ってきたらどうかと返事が返ってきました」
医:「うーん…。実家にいることがストレスにならないようなら少し実家で休養するのも良いと思うよ」
私:「はあ…」
医:「死にたいって今は思ってる?」
私:「うっ…あ…い、以前ほどは思わなくなりました」
医:「うーん、じゃあ、実家に帰るか、こっちでマイペースで治すかはあなたが決めて良いと思いますよ」


医:「鬱になるかどうかっていうのは最近の研究では遺伝子レベルの問題ってことが分かってるから今のあなたの状態はあなたのせいではないからね。骨折したと思ってゆっくりしてくださいね」


診察の後、異様に調子が良くなってしまい、化粧品と本を買いに行ってさらにTUTAYAへ寄ってビデオも借りてきてしまった。
そしてさらに数ヶ月振りに友人と長電話してしまった。


先生の語彙で言えば『こんなに出来るようになった』ってやつだ。
本当に薬とプロの医者ってのはあなどれない。