帰省に関して

親戚の集まりには正直行きたくない。でも旧い友人達には正直会いたい。
いや、しかし実家にいて、ちゃらちゃら友人と会う為に出かけることは可能なのかどうか。
「お前を心配しとる親戚に会うのがイヤとか言う癖に、ちゃらちゃら友達と遊びに行くとはどういう了見じゃ」と血縁を重んじる父親に言われたらどうしようもない。
つーか無い金出してもらって浪人までして東京の大学行かせてもらって、親の望まない価値観を身につけ、親の望まないタイプの人間になって、その結果がこのザマで、どのツラ下げて親と会うのか。等々。
日課の母親への電話をかける。ちょっと錯乱気味。

  • 今からそんな心配して緊張しまくっても仕方ないやん
    • それはそうなんですけど…
  • とりあえず見捨てないから
    • 見捨てられないって実感がないから困ってるんですが…医者にも笑われたけど。…「とりあえず」?
  • どのツラってそのままのへろへろの顔で帰って来ればよろし
    • 私のへろへろ顔ってほんっとうにヤバイですよ?それでも良いんですか?
  • いざとなったらこの間みたいにお父さん泣き落としゃエエやん
    • いや、そんな器用に涙出てこないんですが…
  • 我が侭とか言われてもやりたいようにやればいーやん
    • 我が侭は良くないことじゃん。お父さん怖いやん
  • なーんかちょっと良くなったと思ってたけど元に戻っちゃったねえ
    • それは私も思います

母:「この間掃除機かけてたらさ、お父さんがいきなり言うんやよ。『お前アイツ、東京まで迎えに行け』って」
私:「は?!あのお父さんが?ていうかお母さん新幹線乗ったことあるの?」
母:「何十年もないわよ。東京駅なんか全然何がどうなっとるか分からへん。でもいざとなったら行くよ?」
私:「止めてください止めてください止めてください勘弁してください。心配で心配で心配で私が気疲れするわ。自分で帰るから自分で帰るから自分で帰るから、ほんっっと勘弁してください」
母:「でしょ?落ちついた?」
私:「うん…なんか私の方が変なこと言っとるような気がしてきた」


1歩進んで2歩下がってる感じ。