先日レンタルで借りてきた『Dolls』を見た。120分ぐらいの映画を三日くらいかけて休み休み観た。
赤い紐で結ばれてさまよう二人の話も、ヤクザの親分とそれを待ちつづけた女の話も、顔に怪我をしたアイドルと目を潰した追っかけの話も、それぞれが愛の話なのだと思う。
ただ、どれもあまりにも「閉じた愛」でどこにも行かない、何も生まないもので、観ているうちに息苦しくなってしまった。休み休みじゃないと今の私にはとても観れるもんじゃなかった。
映像は、計算されたとても美しいものだったと思うけれど、それがまた余計に息苦しさを増した。
受け取る側の私の精神状態の問題なのか、元々そういう風に作られている映画なのかはよく分からない。
と、とりあえず疲れてしまった。