日課の母への電話。
実家の方は雪が降って大変だとか、お父さんが突然居間のドアの修理を始めたとかそんな話。
そこからなぜか病気の話へ。
母:「アンタってさ、持病ってなかったやんか?」
私:「ああ、そうやねぇ」
母:「アトピーとか喘息とかアレルギーとか花粉症とかもないやん?」
私:「はい、全くございません」
母:「生理不順とか不正出血とかひどい生理痛とか冷え性とか便秘とかにも悩んだことないやろ?」
私:「ほとんどないですなあ」
母:「でも世間にはそういう持病に悩まされてる人も多いわけだから、うつ病の一つや二つ持病として持っとったっていいやんか」
私:「そ、そう来たか…で、でも身体の持病も心の持病も全く持ってない人もおるよー。そういう人の方が社会で生き残っていくには強いやんか」
母:「でもそういう人って人間的に面白くないと思うんやけどなー。優しくないし」
私:「う、た、確かに。正直私も心身ともに健康だったころは、あんまり優しくなかった…かも。傲慢だったかも…しれませんが」
母:「そうやろー?病気になってみて始めて人の優しさも分かるし、他人にも優しくなれるんやて。それで人間的魅力が増すんだから良いやんかー」
私:「うー、で、でもそれは10年ぐらい先に過去を振り返ったらそう思えるかもしれんけど、今現在の状況でそこまで達観することはなかなか難しいんですが…」
母:「まあ、その気持ちも分かるけどねー」


「鬱になって良かった」と言えるようになると良いんだろうけどさ…。もう少し時間を下さい。