下園壮太 『人はどうして死にたがるのかー「自殺したい」が「生きよう」に変わる瞬間』 文芸社 2004(ISBN4835572033)
先日、上記の本を買って、ぱらぱらとめくっていたら、第5章の(4)あなたの気持ちは当たり前(ぶつけてはいけない。ぶつけるなら他の人)というのが目に付いた。

あなたは長いこと愛する人を支えてきました。その間いろいろな気持ちを抑えてきたことでしょう。
なかなか良くならない愛する人に対して、じれったさや、怒りや、本当に治るのかなどの不安を感じるでしょう。
愛する人がこんな状態になったのは、自分のせいだと自分を責めている人もいるでしょう。
これまでいっしょに乗り切ってきたことも、全部あなたが主体で仕事をこなしているかもしれません。
疲れていて当然です。
(中略)
また、元気なときの愛する人ならあなたの話を聞けたでしょうが、今の彼にはまだそのエネルギー自体がありません。
だから、あなたの気持ちをそのまま彼にぶつけるのはもう少し我慢してほしいのです。
しかし、それではあなたの気持ちが治まらないでしょう。そこでそのような場合には愛する人ではなく、誰か他の人に話をきいてもらいましょう。大いにカウンセラーなどを利用すべきです。ただ聞いてくれるだけのカウンセラーがいいでしょう。またカウンセラーでなくても同じような境遇の人なら、「話をわかって」もらえますし、いろいろ具体的に役立つ情報も交換できるでしょう。

まーこれを読んでこんな気持ちになっちゃったわけですが。