先生:「本格的に倒れる前に、定期入れを落とした時点で自分で休めたってことは評価して良いと思うよ」
物は言い様だ。


今に始まったことではないが、医者やカウンセラーと話していると「こんなことして何になるんだろう」という気持ちになることがある。

「でも一度は相談しようとしただろう?」
「そうだね。しかし一晩考えて止めた。世の中にはどうしようもないこともあるんだってね。」
「例えば?」
「例えば虫歯さ。ある日突然痛み出す。誰が慰めてくれたって痛みが止まるわけじゃない。そうするとね、自分自身に対してひどく腹が立ち始める。そしてその次に自分に対して腹を立ててない奴らに対して無性に腹が立ち始めるんだ。わかるかい?」

村上春樹の『風の歌を聴け』より引用。
まあ、そうだよな、私の痛みは医者の痛みでもカウンセラーの痛みでもないんだから。仕方ない。でも痛い。困った。